訂正・効自然循環

合同会社琉球の未来

2023年02月06日 16:29

私が作った五言律詩(88回目) 
効自然循環(自然の循環に効う)

身世 何の意か有る 
(身世 有何意)
吾れ 結論に達すること 無し 
(吾無 達結論
)

≪人の一生は、何の意味があるのだろう。
私は以前から考えてはいるが、
まだ結論に至ることは無い。≫

効・・・法則にならう。

循環・・・一回りして出発点にかえり、
それを繰り返すこと。

身世・・・人の一生。

有何意・・・何の意味があるのだろう。

結論・・・論じつめた最後の意見。

少(わか)き時から 名利薄く 
(少時 名利薄)
老い至りて 計図煩わし 
(老至 計図煩
)

≪私は若い時から、
名誉と利益もわずかでしかなく、年老いてから、
はかりごとをたてるのが煩わしくなってきた。≫

名利・・・名誉と利益。

計図・・・はかりごとをたてる。

春は静かに 植滋るを待ち 
(春静 待滋植)
冬は厳しく 根に復(かえ)るを上とす 
(冬厳 上復根
)

≪春は心穏やかに、草木がふえ広がるのを
楽しみにして待っている。
そして寒さが厳しい冬には、
植物が根に復るのを願っている。≫

静・・・おだやか。

植・・・草木の総称。

滋・・・ふえ広がる。

復根・・・根源に立ち返る。
老子・第十六章を参考にする。

人生 還た是くの若(ごと)し 
(人生 還若是)
命に安んじ 躬(み)存すに謝す 
(安命 謝躬存
)

≪植物が最終的には根に復るように、
我々人生も同様である。
私の今後の人生は、
運命(天命)を静かに受け入れ、
我が身が生きていることに感謝している。≫

命・・・天の定め。天の神の意向。天命。

謝・・・感謝する。

上平声十三元韻(論・煩・根・存) 

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